アメリカ アムトラック エンパイアービルダー号乗車旅行記4「エンパイアビルダー号乗車その1 Seattle~Shelby」
こんにちはnaitya2000です。今日は旅行記の第4回目を書きたいと思います。今回の旅行も、メインのアムトラック乗車に入ります。
アムトラックkingstreet駅に入ると、待合室とトイレ・切符売場しかない質素な駅でした。切符売場で、ネット予約で印刷したチケットを見せると、16時からの改札開始と案内されます。とりあえず改札時間まで、旅行記を書いて過ごします。
16時40分発エンパイアービルダー号シカゴ行は、16時過ぎから、改札が始まりました。寝台車と座席車(コーチクラス)とは、改札が別になっています。なお旅行前にパソコンで打ち出したチケットが、そのまま乗車券になります。
今回は、シアトル~シカゴまで、エンパイアービルダー号に乗ります。2泊3日の鉄道旅行なので、奮発して寝台車(ルーメット)を利用します。運賃は、乗車券・寝台ベッド・食事込で443ドル(約5万円)でした。
改札を通り、すぐに乗車です。どうやらアムトラックは、ホームで乗客を待たせると言う考えは、無いようです。今回利用する寝台車両は、2階建のsuper linerで、car0830・room007でした。黒人男性客室乗務員さんの案内で乗車します。
私の寝台は2階にあり、向かい合わせ座席状態で、個室になっています。日本の過去のブルートレインで例えればA寝台個室、日本のフェリーに例えればテレビがない大平洋フェリーのS寝台に近いと思います。
室内には、小さなクローゼット・読書灯・コンセントが1ヵ所あります。あとミネラルウォーター・ティッシュペーパー等も用意されています。
ほぼ定刻16時40分頃発車後、車掌の車内改札・客室乗務員の挨拶・レストラン担当から夕食時間の案内とありました。その間、シアトル郊外のEdmonds・Everettと停車し、それぞれの駅から乗客がありました。
※カナダバンクーバー行長距離バスグレイハウンドが停車していました。
寝台で旅行記を書きながら過ごしていたら、いつの間にか約1時間程ウトウト寝てしまいました。その後19時15分過ぎ、車内放送でレストランの案内がありました。
レストランは、ネット事前情報通り、相席で座らされました。横は、無愛想な韓国人男性だったりします。注文時には、伝票にサイン・車両番号・部屋番号を記入するよう促されます。今回は、定番のビーフステーキにしました。最初にサラダが来て、一緒に頼んだビール(ミラーライト)を缶のままで飲みます。
その後、メインディッシュのビーフステーキが来ました。肉は思ったより小さく、手頃な量でした。肉は赤身で、思ったより柔らかく、あっさりしていて美味しかったです。なお焼き方と付け合わせのポテト又はライスを選択出来ます。今回は、焼き方はミディアム・ポテトを選びました。
最後に、デザートのチョコレートケーキを食べましたが、アメリカらしく、バリバリ甘かったです(^_^;)。食事後、追加のビール代6ドル+チップ4ドル合計10ドル支払いました。
夕食後しばらくして、客室乗務員が、ベッドのセットに来ました。セット終了後に、チップ2ドルを渡したら、非常に喜んでくれました。
ベッドセット後、1階シャワールームでシャワーを浴びました。シャワー室内には、石鹸・シャンプー・バスタオルが備えつけられています。なおシャワーが海外定番の固定シャワーではなく、ハンドシャワーなのは助かります。
シャワーを浴びた後、寝付けないので、ベッドになった寝台で横になりながら、旅行記を書いて過ごします。途中、時差の関係で、深夜顧問先から相談等電話があり、対応しました。私の場合、旅先でも電話対応するようにしています。
深夜 0時過ぎ、定刻より早くspokane駅到着。私が乗車したシアトル発エンパイアビルダー号は、portland発のエンパイアビルダー号と合流し、連結されます。深夜1時25分、発車を見届けた後、眠りにつきました。
翌朝、まだ外が暗い中、朝7時前に起きました。車外は、雪におおわれた銀世界です。なおアメリカは広いため、1つの国に時間帯が4つあります。シアトルはPacific Timeでしたが、現在Mountain Timeの地域を走っています。
列車は、まもなくWhite fishに到着するようです。車内放送で、食堂車で朝食の用意が出来た旨の案内があったので、さっそく行きます。やはり、今回も他の乗客と相席だったりします。
朝食は、夕食同様メニューから選ぶ形で、今回はパンケーキにしました。同席の熟年アメリカ人と片言英語で会話をします。ある意味、英語が出来ない人には、軽い拷問のような気もします(^_^;)。
約1時間程かけて、つたない英語を交わしながらパンケーキ3枚とソーセージを食べました。パンケーキには、メープルをたっぷりかけます。一緒にクランベリージュースとコーヒーを頂きます。食べている最中に、Whitefish駅に停車しました。最後にチップ2ドルを渡して、食堂車を去りました。
朝食後、車内を少し探検してみます。当初利用予定だったコーチクラス( 2等車)は、足元も広く、ゆったりとした日本のグリーン車並のリクライニングシートです。ただしコーチクラスは、シャワーを利用出来ません。ただ1泊程度ならば、コーチクラスで充分そうです。
その後、展望車に行ってみると、車内は結構混みあっています。コーチクラスでなければ、自室でゆっくりした方が良さそうです。なお寝台車には、コーヒー・ジュースが飲み放題で置いてあり、食事の酒代・チップ以外はお金がかかりません。ただ、その都度チップを払うのが、1ドル紙幣の用意等で個人的には面倒くさいです(^_^;)。
車内探検後、自室に戻り、旅行記を書いて過ごします。車窓からは、雪が積もった山々・木々を眺めます。なお山深くを走っているせいか、ネットが繋りません。現在、Glacier Parkの山岳地帯を走っているようです。Essex駅を、ほぼ定刻に停車しました。
雪深い山岳地帯を抜けてからは、まさにアメリカらしい平原を走ります。平原と言っても、相変わらず雪の白さが広がる銀世界です。ネットも、大平原に入ってからは、繋がるようになりました。
Cut Bank駅に、定刻より5分遅れの午前10時45分に到着しました。久しぶりに集落を見ます。
Cut Bank駅出発後、列車は快調に走ります。平坦な大草原を走っているせいか、スピードも出ています。アメリカらしく、貨物列車とのスレ違いが多かったりします。島国の日本と違って大陸国であるアメリカは、中長距離の主な旅客移動は飛行機、荷物はトラックではなく列車で運送と分別されているようです。
次の停車駅shelbyには、定刻より約15分程早着の午前11時15分に到着しました。客室乗務員に出発時間を確認した所、11時30分との事。急いで列車を降りて、乗車している列車エンパイアービルダー号を撮影します。4両重連のディーゼル機関車+客車編制は、大迫力で圧巻です。
続きは、また後日書きたいと思います。以上、naitya2000でした。
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